産業情報化新聞社7月号にて、小松屋が掲載されました。
記事内容をいかにご紹介いたします。
酒の卸販売などを行う小松屋(072•331·0179)は、数字の経営から、ほんまもんの人を育て 、ほんまもんの商品を提供する「ほんまもん経営」を推進。営業ではなく”応援団部”で顧客に寄り添い、従業員の成長、人づくりで笑顔の職場を実現する。
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大阪府松原市天美東9丁目に本社を置く。設立は1991年。大阪府下で業務用酒類販売、自然派ワイン専門店と飲食店など13店舗を運営。社員、アルバイトなどふくめて180人年商は約30億円。
「コロナ禍では3年間赤字となり、一時期厳しい経営状況に陥りましたが、みんなの力で乗り越えました」と創業者の藤田牧雄社長。
その大きな力になっているのが、「ほんまもん経営」だ。
ほんまもんの人とは、考え方、能力、熱意を兼ね備えた人物。
ほんまもんの商品とは、自分たちが飲んで食べて心から美味しいと自信を持って言えるもの。
藤田社長の考えが志事を通じ従業員に浸透し、ほんまもん経営の活動となる。
営業部という名称はなく、お客様を自分の大切な身内、尊敬する大切な人と思い、お客様と直接関わる部署を”応援団部”と名付ける。仏ではぶどう栽培からワイン生産、米国で飲食店、大阪本部、九州では農作物の生産も手掛ける。
事業の多角化は、従業員に各部署を経験させる人づくりの狙いもある。大手飲食チェーン店は避けて個人店を主力に販売。お客様には「売る前にほんまもん経営を伝えてくれ」と徹底、価格ではなく価値で真っ向勝負する。人間力を高め人生を楽しめる人づくりが結果として元気な経営につながっている。
