皆さんこんにちは、ブログには初登場、パシオンエナチュールOSAKAのサキです。
麦焼酎「泰明」で有名な藤居醸造さんに行ってきました。
各所から湯気が立ち上る大分県別府を通ってすすむと、、なんと見えてきたのはおしゃれな建物!藤居醸造さんはIDAブリュワリーというクラフトビールも作られていて、ビールとお食事も楽しめるお店が併設してます。
道を挟んで向かいが藤居醸造さんの酒蔵です。
創業96年、昔は日本酒もつくる二刀流でした。
その名残で藤居醸造さんには「むろ(麹室)」があります。ここが“手作り”をうたうポイントだそう。大分県ではむろがあるのは2蔵だけです。
これみて、と藤居さん。
断熱の工夫にもみ殻を使用しています。入れ替えずに継ぎ足すくらい、昔ながらの工夫が凝らされています。岡田は倉庫の断熱に活かせないか興味津々。
麦焼酎も醸造して絞ればば日本酒みたいになるそう。ただクエン酸がでるのですっぱい。。蒸留するとそのクエン酸は残って離れるので、焼酎は酸っぱくないんです!
ちなみに、使い終わった麦は牛さんの餌になります、牛さん、すごく喜んで食べるそうです!のんべえですね〜〜
大阪に縁があるのか、、と紹介してくれた蒸留器は大阪製!ステンレスなので半永久につかえるそう。
1980年頃に大分県で始まった一村一品運動、ここでいいちこを代表する減圧蒸留焼酎が登場しました。
作ってすぐ飲める焼酎として減圧蒸留焼酎は大ブームとなりました。
現三代目代表の藤居さんは、今やほとんどの麦焼酎が減圧の中、『常圧は個性がだせる』と、常圧蒸留に特化されました。
マニアックな方ならわかるかも?!
藤居醸造さんのノボリは低い方で、わたりは右肩下がり、その形状は香りがしっかりして香りがはっきりするそう。わたりは銅製で、銅でびりびり感が抑えられるとか。
「蒸留器を見ればどういう焼酎を作りたいかわかる」
長年、麦焼酎と向き合ってこられた藤居さんの言葉はとても重くかっこよかったです!
最後はIDAブリュワリーでできたてのクラフトビールをいただいて、最高の時間で締めくくらせていただきましたとさ、、と思いきや、お見送りにご家族総出で旗を振って見送っていただき、感激のあまり泣きそうになったサキでした!!