ボンジュール、がんです。
日本に戻ってからはずっとパシオン・エ・ナチュールの両店に出ていますが、常連さんやお世話になっている人からは、「ブログ見てたで」との声をたくさん頂いています。
思った以上にブログを見ていただいてて嬉しい限りです。
次回はもっとこまめに更新できるよう頑張ろうと思います。
パシオン・エ・ナチュールにもようやくオリヴィエ・クザンのワインが届いたので少しご紹介させていただきます。
こうしてお世話になった造り手さんのワインを日本で取り扱いできるのは本当に嬉しいです。
パシオンにもいろいろなワインがあって出来るだけお客さんの好みに合うワインを提案するように心がけていますが、オリヴィエのワインをついついお勧めしてしまいますし、ワインの説明にも熱が入ってしまいます。
お世話になったからもっと売らないといけない、というよりも実際にクザン家に滞在して寝食をともにして、オリヴィエという人柄に触れて、ワインに対するこだわりを肌で感じて、この人が造るワインをもっと日本に伝えて広めたい、知ってもらいたいという想いです。
自分ひとりのちっちゃな活動ですが、それでもオリヴィエ・クザンという人が少しずつでも大阪に、日本に広まっていければいいと思います。
それでは今入荷している白1種類と赤2種類を紹介します。
シュナン・ブラン ’05
オリヴィエ・クザンでは白はシュナン・ブランとシャルドネの2品種のワインを造っていますが、土着品種に情熱を注ぐオリヴィエ。やっぱりシュナン・ブランをちょっとひいきめにしているように感じました。
まず色合いからして危険な香りがプンプンします(笑)
抜栓したてから黄金糖のような濃い色調で、時間とともに更に濃くなってきます。抜栓2日目くらいからはもう白ワインの域を超えるくらいの深い色合いです。この色合いのワインを出した時のお客さんの反応は、絶句するかニンマリするかのどっちかです。(ニンマリしてる人はオタク度数120%ですね)
味わいのほうも何というか、本当に濃縮しているんじゃないかっていう位、ブドウの味わいがぎゅ~っと詰まっています。でもその味わいの濃さに反してのど越しはとても軽く、すいすい入ってしまいます。この味わいとのど越しのギャップにもまた驚きです。
こういったタイプのワインを飲んだことのない人には衝撃の一本になってしまうことでしょう。
ガメイ ’06
良い意味で期待を裏切ってくれるガメイです。
まだ若干の還元が残っているため、抜栓したては独特のいわゆるビオ臭が感じられ、味わいも少し酸が強く感じられたので自分も思わず首を傾げてしまいました。
でも時間がたつにしたがって香りも落ち着いて柔らかい果実の香りが出てきて、強かった酸味も穏やかになりました。
野生的な荒々しさというか、綺麗に整えられた味わいではありませんが、ブドウの旨みの要素をそのまんま詰め込んだといった感じです。
こういった感じのワインは他ではあまり出会った覚えがないように思います。
まさしくアペラシオン・オリヴィエ・クザンといえるオンリーワンなワインです。
アンジュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ ’05
クザン家で頂いて感動した一本。ヴィンテージも同じものがあったので入れてもらいました。
オリヴィエ・クザンのワインの中ではかなり綺麗なほうだと思います。
ぶどうがしっかり完熟しているというのを感じられる、厚みのある果実味で、カベルネ・フランのいわゆる青っぽさは全くありません。
またタンニンもきめ細やか、余韻も滑らかに長く続きます。
ワインと向き合ってじっくり味わいたい一本です。
専門用語に疎いがんなりにまとめてみましたがどうでしょうか。
がんがお店にいる時はここで説明させてもらった+αのこともお話できるかと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
また、本日からの2日間、7月11日(金)、12日(土)はパシオン・エ・ナチュール心斎橋店の3周年のイベントをさせて頂きます。
(バタバタして皆さんへのご連絡が遅れてしまいました。申し訳ありません。)
今回も普段グラスワインに出ないようなスペシャルなワイン約50種類を厳選してグラスワインでご用意してます。
色んな、ええワイン飲みたいって人は是非この機会にお越しください!!