Category: 岩ちゃんのフランス在住記
ボンジュール、がんです。
サッカーやテニス、ラグビー、などなどフランスからイメージするスポーツは色々とありますが、
実は自転車もなかなかに人気のあるスポーツなんです。

その中でも最も有名な大会がツール・ド・フランス。
フランス各地を駅伝の様に各区間をチームで走破するという国際レースなんですが、
そのツール・ド・フランス、今年はなんと、我らがアシニャン村の端っこをチラッと通るんだそう。

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日程は7月13日の大会11日目、カルカッソンヌーモンペリエ間のルート、
アシニャン周辺を走るのは現地時間で15時前後だそう。

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がんが道路脇で応援しているかもです、要チェックですよー!!

さて、畑では開花も終わり相変らず枝葉がグングン伸びています。
前回お話した芽かきも引き続き行っていますし、もうすぐパリサージュもしないと、
とまだまだ畑仕事は山積みです。
そんなバタバタとしている時期ではありますが、今年はその忙しい合間を縫って一区画新たに
ぶどうの苗木を植えました。

ぶどう樹なんて一度植えたら少なくとも30-40年は軽く育つという事を考えると
そうそう経験できることじゃありません。
もちろんがんも初体験、そりゃあレポートしないと、ですよね。
それでは少し遡ること4月末あたり、苗木屋さん(=pepiniere)
から発注しておいた苗木が到着です。

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一袋は500本くらいでしょうか、100本単位にくくられた苗木が入っています。

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束にはそれぞれタグがついていて、ぶどう品種、クローン、台木、管理番号
など苗木のデータが書かれています。

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そうなんです、苗木といってもぶどう品種はもちろん、同じ品種でもクローンによって性質は
全然違いますし、台木も土壌や気候に合わせた様々なタイプがあるので選ぶのにも一苦労です。

「がんさん、クローンって何ですかぁ?」

えーと、クローンっていうのは同じぶどう品種の中でも際立った特徴を持っている樹を他とは区別して
栽培したり苗木にしたりしていて、
例えば、
メルロークローンno1は耐寒性が高い、メルロークローンno2は収量が多い、メルロークローンno3は病気に強い、
といったように目的に合わせて選ぶ事ができるんです。
この辺りはがんもまだ勉強不足ではありますが、特にブルゴーニュなんかのプロ同士の会話に
よく出てくる印象がありますね。

さて、届いた苗木ですが根を乾燥させてはいけないので水を張って入れておきます。
ちなみに上部が赤くなっているのは蝋、蝋封は芽を寒さから守るためなんだそう。

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そして植樹当日。
畑は苗木を植えやすいように3~4回トラクターで入念に耕してあります。 
ここは 1ha もないくらいの広さなんですが何もないとけっこう広く見えますよね。 

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植えるのは専門の職人さんに来てもらっているので
我々は苗木を運んだり植えるポイントポイントに苗木を置いてゆくという作業です。
まずぶどうの畝の測量から、畝の向きや間隔を測っていきます。
測量は目印にする竹の棒とワイヤーのみ...かなりアナログですがこれがけっこう正確なんです。

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ワイヤーには等間隔にシールが貼ってあり、そのシールに合わせて苗木を置いていきます。
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苗木を置いていった後は職人さんがこの、コルクスクリューと錐を合体させたような道具を使って植えていきます。

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地面にザクっと刺して、グリっと回して細長い穴を作って苗木を入れます。
その後はもう一度サクッと軽く刺して土を寄せて固定させます。

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音だけ聞いていると、ザク・グリ・サク、ザク・グリ・サク、と一定のリズムで聞こえてきます。

熟練の職人さん達はいとも簡単にこなしていきますが、常に前かがみの姿勢で、穴を開ける道具も意外と重く、想像するに、慣れない人がやると恐らく30分も経たない内に腰が悲鳴を上げるのではないかと思います。

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職人さんはひたすら掘っては植え、掘っては植え、の繰り返し。

この日だけでざっと3000本は植えましたが後半も全くペースが衰えることなくこなしていました。
まさしく職人の鑑ですね。
これだけでも大変な作業ですが、まだまだ手間暇がかかるんです。
それはまた次回にお話しします。
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