Category: 岩ちゃんのフランス在住記
ボンジュール、がんです。

先日は我らが親方、レミーの49才の誕生日でした。
ご存知のようにお祭り事が大好きなレミー、
カーヴにテーブルなどをセッティングし、近隣の友達や醸造家仲間を50人近く招いて
スタッフのジャックさんがカーヴ脇で子羊を一頭丸焼きにし、
がんが牡蠣を20ダースほど殻剥きし、
知り合いのミュージシャンも呼んで飲めや踊れやと朝方近くまで騒ぎました。
2016-05-15-03-56-43

2016-05-15-04-57-40

2016-05-15-05-50-55
フランスでは特に20才、30才、40才、といった節目の年は盛大にお祝いするという習慣

があるのですが、節目でなくてもこれだけ盛大にパーティをする親方...
来年の50才の誕生日は一体何をする気なのか、甚だ心配であります。

さてさて、ピヨッシュが終わってもまだまだ畑仕事は続きます。
IMG_6728

振り返ってみると一年の中でカーヴの中でのお仕事というのは期間にしてほんの2割くらいです。
自身のワインをテイスティングしたり、ピペットで樽からワインを注いだり、と
ワイン生産者というとカーヴでの仕事がメイン、というイメージがありますが、
実際のところは一年の大半を畑での地道な作業に費やしています。

ピヨッシュも終わり残るは畝と畝の間の雑草のみです。
こちらの円盤、ディスクと呼ばれる器具を通して残りの雑草を取り除きます。
IMG_6731

IMG_6732

こうしてディスクをかけ終わった畑、
IMG_6729

畝と畝の間の雑草も鋤き込まれてかつ見た目もすっきりと、
また土を平らにならすことで後に行われる、パリサージュやエシマージュなどのトラクターを使う作業がやり易くなります。

あと付け加える点として、
粘土が中心であるアシニャン村の土壌は土を耕さないとすぐに固く締まってしまいます。
こまめに土を耕して土の粒子を小さくしておくことで南仏の強い太陽光を受けても
土が熱を溜めにくく、それが出来上がるワインに涼やかさや綺麗な酸を与えます。
スーリエのワインに共通する、南仏ワインらしからぬ軽い飲み心地やフレッシュ感、という特徴は
まさしく畑仕事の賜物といえますね。
IMG_6734

また土の粒子が小さいと水分がより土の下深くへと浸み込んでいくので
雨が少なくても周辺の耕していない畑に比べてより水分を長期間保つことが出来るんです。
特に去年の様に雨の少ない猛暑の時には差が歴然とでてきます。
こうした地道な畑仕事の一つ一つがブドウの品質や特徴に関わっていんではないかと思います。
「良いぶどうさえできればカーヴでは何もしなくていい。」
「ワインの品質は畑仕事で決まる。」
といった造り手さんの言葉をよく聞きますが、
まさしくそれらの言葉を身を以って実感しているところです。

IMG_6733

カテゴリー

最新記事