Category: 岩ちゃんのフランス在住記
ボンジュール、がんです。

アシニャン村にも少しずつ春の暖かさがやってきました。
ようやく厳しい寒さから解放される、なんて思ったのも束の間、次なる試練は花粉です。
20代の時分は花粉症になんてかかる訳があるものか、と強がっていたものですが
数年前パリにて華々しくデビューしてしまい、それ以来毎年4月に入った頃から
今年はいつ症状が出てくるのか戦々恐々と過ごしています。

この前書きを書いている間だけで既にくしゃみが十数回...
何か良い対処法があれば教えていただきたいものです。
前回は冷害についてお話ししましたが今回はデカヴァイヨナージュの後の作業、
つまり前々回の続きになりますか。

デカヴァイヨナージュも順調にすすんだころ、
「ようし、そろそろピヨッシュやるか。」
とレミーが言った途端、スタッフの顔に緊張が走ります。

デカヴァイヨナージュでブドウ樹周りがすっきりとしたように見えますがまだまだ十分ではありません。
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デカヴァイヨナージュで土を掘り返していく刃はブドウ樹の根を傷つけないようある程度の距離を保って
ブドウ樹を避けていくので樹に密着するように生えている雑草までは取り除けないんです。
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そうなるとあとは人の手でやるしかありません。
このブドウ樹周りの雑草を鍬で取り除いていく作業がピヨッシュ(=鍬という意味)です。
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ブドウ樹一本一本の周りの雑草をひたすら取り除いていくというこのピヨッシュという作業、
シンプルではありますが中腰の状態でひたすら鍬を振るいながら100m 150mの畝を進んでいく
のはけっこう堪えます。
部活の筋トレをやっているような心境、といえば想像がつきやすいかと。
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1ヘクタールに満たない畑でも軽く3~4千本はブドウ樹が植わっているので、
まさしく千本ノックならぬ千本ピヨッシュです。
もちろん肉体的にもハードですが、
「2時間かけてやっと3畝、この区画だけでもまだあと20畝あるのか...」
と畑の真ん中で愕然としてしまったり、精神的にもハードな作業です。
余談ではありますが、東京にピヨッシュという店名のワインビストロがあります。
まだお会いしたことはないですが、フランスのいくつかの自然派生産者で研修されたというご主人、
きっとこのピヨッシュを研修中に死ぬほどやったんだろうなぁ、と想像します。

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このようになかなか辛い作業ではありますが、やはりピヨッシュをやるのとやらないのでは
ブドウ樹の生育に大きな差ができますし、すっきりとした畝を振り返ってみると、
心なしかブドウ樹も喜んでいるような、それでピヨッシュの疲れも少し和らぐような気がします。
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