ボンジュール、がんです。
イギリスではサンデイ・ローストと呼ばれる、日曜日にお肉のローストを食べるという習慣が
根付いていますが、ドメーヌ・スーリエでも新たな習慣が始まりました。
根付いていますが、ドメーヌ・スーリエでも新たな習慣が始まりました。
その名も、ヴァンドルディ・グリヤード、言うなれば金曜日のバーベキュー、とでもいいましょうか。
週に一度くらいはスタッフみんなでお昼を食べようじゃないか、というレミーの提案から
始まったこのヴァンドルディ・グリヤード。
記念すべき第一回は同僚ジャックが仕込んだ手作りソーセージをみんなで囲み、
「いやぁ、よかったよかった、これから毎週続けていくからな~。」
と発案者のレミーは大満足、これから毎週やることを公言して盛況のうちに終りました。
ところがその翌週、翌々週と当のレミーがすっかり忘れていたため開催されず...
4週目にして未だに第二回目を迎えられていないこの習慣、果たして根付くんでしょうか...
さて前回はぶどうの涙、プルールの様子をお届けしましたが、休眠から目覚めたブドウ樹は勢いよく
2016年の活動をスタートさせ、アシニャン村でも萌芽があちこちで始まっています。
なかなかじっくりと観察する機会もないですし、今回はその萌芽の流れを追ってみようかと思います。
プルールが起こり活動が始まった、とはいえグレー一色のぶどう樹には芽らしいものは見当たりませんよね。
剪定で残した枝の節の辺り、ちょっとぷっくりしている所がありますよね、写真の左枝の真ん中右と
右枝の付け根あたり、まだグレーがかっていますが実はこちらが今年伸びる予定の芽なんです。
プルールを経た後、このグレーの芽が萌芽に向けて少しずつ大きくなっていきます。
大きくなるに従って色も緑や少し赤を帯びた色合いになっている様子が分かるかと思います。
グレーの時には数ミリだった芽も萌芽前には1cm をちょっと超えるくらいの大きさにまでなります。
そしていよいよ萌芽を迎えます。
重なり合っていた葉がゆっくりと開きはじめます。
もちろん品種や土壌、あとブドウ樹の樹齢によっても萌芽の時期に差があります。
進んでいるものは葉の形もしっかりとできつつありますね。
大きさでいうとほんの数センチの世界ですが、ぶどう樹の生命力をしっかりと感じた今回の観察です。
2016年も美味しいぶどうを実らせてね。