Category: 岩ちゃんのフランス在住記
ボンジュール、がんです。

どうやら南仏は冬でも暖かい、という幻想があるようですがそんな事は全然ありません。
特にアシニャン村は周りよりも標高が高いためか10月始めあたりから冷え込んできまして、
10月中旬には早くも最低気温4℃をマークしました。

フランスに住んで以来、暖房関係には恵まれないガンですが、
今住まわせてもらってる部屋も、外と気温変わらないんじゃないか?!ってくらい寒々としております。
最低気温4℃をマークした夜はあるだけの毛布を引っ張り出して更にありったけのアウターを布団の上に積み重ねてようやく眠りにつけました。

さてさて、綺麗なぶどう達を収穫したあとは仕込みに入ります。
まずは白ワインの仕込からご説明していきましょう。

この日収穫されたシュナン・ブランはベルトコンベアでカーヴ内に運ばれた後、破砕されてプレス機へと送られます。破砕というのは文字通りぶどうの粒を潰すという過程で、破砕機という機械があるんですが非常に写真写りの悪い機械で... 
ざっくりいうと、ベルトコンベアの終着地点に2つの回転しているローラーが待ち構えていて、そのローラーの間をぶどうが通過することでぶどう粒が軽く潰される、というイメージです。

写真左上、ベルトコンベアで運ばれたぶどうは青いプラスチック板の上部から落ちてきて破砕機を通ります。
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その後は直径30cm ほどのチューブを通って階下のプレス機へ。

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ゆっくりと時間をかけて優しくプレスされた果汁はステンレスタンクへと移されて約2日間6℃に冷やされます。

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果汁を冷やすことで澱を底に沈め、その後上澄みだけを別のタンクに移します。

これがデブルバージュという作業、そこから発酵が始まっていきます。

この、そこに溜まっている黄色っぽいのが澱です。
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シュナン・ブランをはじめいくつかの品種は樽に入れて発酵させます。
使う樽は以前ご紹介したフランソワ・フレール製のものです。
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ロゼワインも過程は白ワインと同様、プレス後デブルバージュを行ってから発酵が始まります。

今年はピノ・ノワールをロゼに仕込むということで収穫してすぐにプレスします。
プレスし始めてから数分後、フレッシュな苺ジュースの香りがカーヴを満たしました。

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以前に研修させてもらったロワールのドメーヌ・デ・グリオットは、初めてぶどうを収穫してプレスした時にカーヴ中がグリオット(=さくらんぼ)の香りで満たされたからワイナリーの名前をグリオットにした、という話を聞いていましたが、その気持ち、あぁこういう感じだったんだなぁ、とまさしく体感させてもらいました。

次回は赤ワインの仕込みについてお話しますね。

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