Category: 岩ちゃんのフランス在住記
ボンジュール、がんです。

すみません、収穫のためちょっとブログのアップに間が空きました。
あわよくば収穫中もブログアップしようと目論みましたが、さすがにちょっとそれどころではなくて...

ようやく昨日でスーリエの収穫は終了しまして、醸造はもちろん、他の造り手の収穫のお手伝いなどまだまだやる事はありますがちょっと一息ついています。
収穫、醸造については山ほど書くことがありますがその前にも色々とありますので、
ちょっとさかのぼりますが順を追ってお伝えしていきますね。

それでは9月の上旬まで戻りまして、

ヴェレゾンも順調に進み、ぶどうもしっかり色付いてきました。

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ちなみにこちらはメルローのぶどう達。
これだけ色付いたんだからもう収穫か?!
と思いきや、種はまだ熟しきっていないんです。
 

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ご覧の通り、まだ緑色でしょ?
この緑色の種が十分茶色になった時が収穫のタイミングです。

さて、メルローの収穫はもう少し後になりそうですが、一番最初に収穫する予定のピノ・ノワールとシュナン・ブランはそろそろ収穫も秒読み段階。
なので一度その2品種の糖度を測っておおよその収穫予定日を決めます。
これが prelevement(プレレヴモン)という作業です。

といっても大した作業ではなく、適当なぶどうを何房かとってきてそのぶどうジュースの糖度を糖度計で測るというもの。
そのぶどうの糖度が分かればそれが大体アルコール度数で何度くらいのワインになるかが分かるので、それに加えて今後の天候を加味して収穫日の目安を立てます。

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説明するほどのことでもないんですが...

ぶどうを採ってきて

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う~ん、全然傷みがないきれいなぶどう達、種の熟し具合もみてみましょう。

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まだ少し緑が残ってますがほぼ茶色に熟してますね、いいんじゃないですか。

それから手でプチプチとぶどうを潰していきます。

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ちなみにぶどうを潰しているのは2週間前からドメーヌ・スーリエで働き始めた期待の若手、ジョゼ君21歳です。
イケメン、優しい、真面目、というフランス男らしからぬ三拍子揃った男前です。
ジョゼ君に興味を持った女性陣、ご連絡いただければ別途写真をお送りしますよ。笑
はいはい、話を戻します。
で、搾ったぶどうジュースの糖度を測ります。

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準備がほぼ整いまして、あとは測るだけですね。

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こちらが糖度を測るミュスティメットルという糖度計です。
左側が糖度、右の数字が糖度から換算したアルコール度数になるわけです。

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計測の結果、ピノ・ノワールで12%、シュナン・ブランで13%ちょっとくらいです。
 
レミーにその結果を報告しに行くと、
「おぉ、意外と熟してるやないか!! 収穫は...うん、あさって。」 

ということで2日後に収穫と相成りました。
収穫日ってこんな風に決まるんですね...

もちろんこのジュース、味見してみましたよ。

うん
、甘い。笑
そりゃ甘いですよ、ぶどうジュースですから。
でもね、その甘さがサラッとしてるんです、瑞々しいともいうんでしょうか。

お伝えしたいのはグイグイ飲めてしまう甘さ、ということなんです。
甘さに隠れていながらもある程度の酸が残っているということですね。

南仏でワインを造るにあたって大事なのは酸をいかに残すか、ということではないかなと。
恵まれた太陽のお陰でぶどうは勝手にでも熟していきますが、酸のないワインというのは後口がベタッと重く
二杯目飲もう! っていう気にならないワインが多いです。

もし南仏でワインを造るなら、ある程度飲み応えがありながらももう一杯飲めるようなワインがいいな、と個人的には思います。
もちろん、畑仕事の如何や、収穫の時期、醸しの期間、プレスの強弱、熟成の期間、容器、などなど色んな要素が絡み合った結果のものなので一概には言えませんが、
それでも収穫時期の見極めというのは酸のバランスに関しては少なからず重要なポイントかと思います。
そのタイミングを掴むようになるのは...まあ簡単にはできないだろうなぁ、と。

しかしながらいよいよ収穫かと思うと、

ひどい花粉症でくしゃみと涙ながらに芽かきをした事や、
朝6時出勤というスーリエ・サマータイムに慣れるまで半分寝ながら出勤した事、
物陰が全くない畑で腹痛に襲われて往生した事、
パリサージュ手伝い中にセミの大群にタックルされまくった事、
急な夕立に見舞われて全身濡れねずみになった事、
早朝から鍬でぶどう樹周りの雑草を4時間もの間ひたすら刈りまくった事、

などなど、辛く大変だった出来事も今はよき思い出です。

一番忙しい時期に入りますが、同時に一番感慨深い時期にも入ります。
これからは今まで以上に気合を入れていきますよー!!

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