Category: 岩ちゃんのフランス在住記
ボンジュール、がんです。
7月に入ってから これまで以上にセミが倍増したようです。
いたる所にセミの抜け殻があったり、数が増えたからか鳴き声も一層大きくなりました。
ぶどう畑の中でもブンブン飛び回っていますよ。
そんな中、ようやくセミの写真、それも羽化してる場面が取れました。

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脱皮直後は少し緑がかっている身体が数時間ほどで銀色に変わって飛び立っていきます。

さてさて、ぶどうの房も順調に大きくなっていますが枝の方もどんどん伸びていってます。
成長の早いシラーやグルナッシュなどの枝はもう2メートルを優に超えて3メートル近くまで伸びている樹も...
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元気に育ってくれるのは結構なことなんですが、枝が伸びると強い風などが吹いた時に枝が折れやすくなってしまいます。
そのために枝を固定してあげるのが今回お話しするパリサージュ、という作業です。

簡単にいうと、ブドウ樹の両側に通っているワイヤーで枝を挟んで留めていくんですが、これまた写真ではお伝えしにくいやつで...
まず、パリサージュに使うのがこういうトラクター、に巨大なホッチキスを下に向けたようなマシーンです。
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で、この巨大ホッチキスの間に左右のワイヤーを通してそれこそホッチキスみたいにバッチンバッチンと留めていきます。

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ちょっとモサッとなり始めた畝も、

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 パリサージュが終わればこの通り、

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ワイヤーに挟まれてしっかり固定されてますね。

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ちなみにこの留め具、とうもろこしの粉が原料でできていて、地面に落ちると自然に分解されるというシロモノ。
さすが、細かい所にも気をつかってはります。

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ところで、あれ、意外と機械でやる作業が多いのね、という印象を持ったがん、
それとなくレミーに聞いてみると、

もちろん以前は全て手作業でやってたよ。でも機械でやってもぶどうの品質にさほど影響がない、と判断したものに関しては機械でやることにした。
そしてその分の時間を芽かきなんかの、手作業でしかできない作業が時間に追われて雑にならないように十分な時間を充てるんだ、とのこと。

このパリサージュにしても スタッフ3~4人が3日かかる広さを機械だと1日で終えてしまうくらいの差があるんです。
そうして浮いた時間を芽かきに充てる。
実際、一度芽かきをした畑でも2度目3度目と複数回芽かきをする畑もありました。

芽かきは、ぶどうの栄養を実に集中させる、そして収量のコントロール→ひいてはぶどうの凝縮度のコントロール、という点においてとても大事な作業といえますから、なるほど、理にかなっているんですね。
つまりは品質維持、むしろ品質向上を考えての機械導入というわけです。
手作業=高品質、というイメージを持っていた自分ですが、こういう考え方もあるんですね、勉強になります。
このパリサージュの作業が終われば畑仕事のピークもようやくひと段落です。
とはいえ、機械のメンテナンスやカーヴ周りの作業などまだまだお仕事は盛りだくさんです。
まだまだ夏バテしてる暇はないですね...

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