Category: 岩ちゃんのフランス在住記
ボンジュール、がんです。




カニキュールです、猛暑です、暑いです。

6月下旬から日中は30℃超えの日々が続いてましたが、とうとう先週は最高気温36℃を記録しました。
もう笑い話でなく、車のボンネットで目玉焼きができるんじゃないかってくらい、太陽光が強烈に降り注いでいます。

今は朝6時から畑仕事をしていますが、それでも10時を過ぎると気温がどんどん上がっていって、
畑に立っているだけでも体力を奪われていくような感覚になります。

帽子やサングラスがお洒落ではなく身体を守るものなんだということを思い知りました...
この暑さ、南フランスだけでなくフランスほぼ全土に影響しているようで、
先週あたりから ”カニキュール(=猛暑)に注意” というニュースやTVCMが頻繁に流れています。



フランスでは2003年も記録的な猛暑だったそうですが、
(そういえば大岡さんの2003年のワインでカニキュールっていうキュヴェがありましたね)
当時は空調設備のある家も少なく、フランス全土で1000人を超える方が猛暑の影響で亡くなったそうです。
で、肝心のぶどうは大丈夫なのか、とレミーに聞いてみるとキッパリ、

「ウチんとこのぶどうは大丈夫、むしろ今年は素晴らしいワインができるで。」

詳しく聞いてみると猛暑による心配は、

・ぶどう樹の水不足
・昼夜の寒暖差がなくなる

と、大きく2つあるそうです。

ぶどう樹の水不足は普段の畑仕事をちゃんとやっているかいないかが目に見えて出て来る、とのこと。
特に耕作、畑を頻繁に耕しているかいないかで土壌の保水性や根が深くまで伸びているかが違ってくるそうです。



昼夜の寒暖差に関しては、
アシニャン村は台地の上に位置しているので他のサンシニアンの畑に比べて約100m標高が高いんです。
なので日中暑くなっても夜は20℃を切るくらいまで涼しさが戻ります。
その寒暖差があることで、ぶどうの酸を保持することができ、ぶどうの成熟にも良い影響を与えるんですって。



それを裏付ける出来事として、先日レミーの2003年のグルナッシュのマグナムを飲む機会がありましたが、
フレッシュとさえいえるくらいまだまだ瑞々しさが残っていて、
ローヌの名門,グラムノンのワインをどことなく思わせるような品のある力強さを感じました。
何じゃこの美味さ、という驚き顔でレミーを見ると、ほれみろ、といった感じでニヤリと笑ってました。
という訳で今のところスーリエさんの2015年ヴィンテージは期待してもいいかと思いますよ。
さてこの猛暑、どうやらこの夏中は続くようです。
果たしてガンはこの夏を無事に乗り越えられるんでしょうかねぇ、収穫より先にそっちが心配です...




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