ボンジュール、がんです。
3月に入ってもパリは寒く、まだまだパッチが手放せません。
そんな中、1月、2月とお休みしていたカーヴ・オジェでの試飲会が再開しました。
今年一発目の試飲会、テーマはアルザス、ジュラ、サヴォワ。
クリスチャン・ビネール (アルザス)
ジェラール・シュレール (アルザス)
アンドレ・オステルタグ (アルザス)
ピエール・オヴェルノワ (ジュラ)
ステファン・ティソ (ジュラ)
ドメーヌ・トゥルネル (ジュラ)
ドゥパスキエ (サヴォワ)
ラファエル・バルトゥッチ (サヴォワ)
ジャン・イヴ・ペロン (サヴォワ)
といった各地を代表する造り手がカーヴ・オジェに集まりました。
AM9:00
いつものように、樽、グラス、試飲用ワイン、販売用ワイン、などなどの準備。
いやー、何か久々の試飲会は気合が入ります。
マークもけっこう気合が入ってる様子で、スタッフにテキパキと指示を出していきます。
といいつつも、試飲用のワインを樽に並べて抜栓しながら、
「あ~、早く飲みたいなぁ...」
と。(笑)
AM11:00
試飲会スタート。
久々の試飲会を心待ちにしていたのか、10時半頃から試飲会が始まるのを待ってるお客さんもちらほら。
クリスチャン・ビネール氏。
一度パシオン・エ・ナチュールにもお越しいただいたクリスチャン氏。
その時の事を聞いてみると、
「あーー、あのお店で働いてたん!? 覚えてる覚えてる、めっちゃいい感じのお店やったからね。また日本行きたいわ~。」
とのこと。
試飲会の間中、ほとんど自分のブースを離れることなくお客さんにワインの説明を熱く語っていました。
ブリュノ・シュレール氏。
シュレールのワインは何というか、ぶどうの旨味の密度が格段に濃いです。丹念な仕事がなされたぶどう畑をイメージさせます。
ステファン・ティソ氏。
お会いしたのは初めてですが、常に明るくサンパな方でした。彼の造るワインも全然嫌みのない、自然体なワインです。
ピエール・オヴェルノワ氏。
エマニュエル・ウイヨン氏。
ピエール・オヴェルノワにワイン造りを全て任されているのがこちらのエマニュエル氏(左)。
(ちなみに右のメガネのムッシュがヴェール・ヴォレのオーナー、シリルです。)
(ちなみに右のメガネのムッシュがヴェール・ヴォレのオーナー、シリルです。)
物静かな語り口ですが、重みのある一言一言に信念がこもっています。
サヴァニャン・ウイエの ‘98 とてつもなく美味いです...
ラファエル・バルトゥッチ氏。
このビュジェ・セルドン、アペリティフや食後にイチゴなんかと一緒に頂くと最高です。
生産量が少ないのは相変わらずだそうで。
お客さんも数が少ないのを知ってるので、先に店内でこのワインを購入しておいてから試飲を始める方が多数。今回の試飲会用に入ってきた60本が昼過ぎには完売してしまいました...
そうそう、ちなみにこの日のまかないはジュラ地方のスペシャリテ、
コック・オー・ヴァン・ジョーヌ・オー・モリーユ
(鶏とモリーユ茸のヴァン・ジョーヌ煮込み)
もちろん店先の試飲会場からヴァン・ジョーヌを少し頂いて一緒に... たまらんです。
アルザスを代表するチーズ、マンステールも。
お客さんはひっきりなしに来てるのでスタッフが交代交代で急いで食べないといけないんですが、それでも束の間の幸せ~~、な食事タイムでした。
PM3:00
お昼過ぎから更に人が増えてきました。店内も人でごった返しです。
正直なところ、アルザス、ジュラ、サヴォワって言うと他の地域に比べるとややマイナーな感じが否めない地域なので、
(個人的にはジュラ、サヴォワなんかは毎回飲む度に色んな新しい発見があるので好きなんですが...)
今回はそんなに人で溢れかえったりはしないかな~、って思ってたんですが、全然全然、こんだけの人が集まるんですから。
お客さんは美味しいもんよく知ってはりますわ。
そんなこんなで今年一発目の試飲会、いい感じでスタートを切れたんじゃないかなと思います。
今後、6月くらいまで月2回ペースで行っていきます。
次回のテーマはローヌ。
今をときめくあんな造り手さんやこんな造り手さんがオジェに... う~~ん、楽しみっすわ。
試飲会の後は恒例の打ち上げ。
試飲会の最中も何だかんだとがっつり飲んでるはずなのに、相変わらずみなさんよく飲みはりました。
クリスチャン・ビネール氏、アルマニャックを飲む頃にはあんましロレツが回ってなかったですが...(笑)