Category: 岩ちゃんのフランス在住記

ボンジュール、がんです。

少し遅くなりましたが現場より(笑)もう少し詳しくジャンのワインについてお送りしたいと思います。
3ヶ月もお世話になってましたしね。

 

コート・ド・ピイはモルゴンの中でも最上の区画と言われています。
ジャンの造るモルゴン・コート・ド・ピイはこのコート・ド・ピイの区画の中でもヴィエイユ・ヴィーニュ(=古木)のブドウだけを使用するというこだわりっぷり。

収穫はもちろん手摘み。摘み取る段階で少しでも完熟していないところや病気にかかった実なんかは容赦なく切り落としていきます。
そうして収穫された完熟、健全なぶどうはカーヴの冷蔵室で1~2日間冷やされます。
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その後、セメントタンクに移され、マセラシオン・カルボニック法でアルコール発酵が始まります。
約1ヶ月かけて低温でゆっくり発酵が進んでいきます。
その間ルモンタージュは発酵の進み具合を見ながら随時行います。
ルモンタージュはポンプを使って行う所が多いようですが、ジャンのところでは、
「ブドウにストレスがかかる。」
という理由で小さいキューブに果汁を入れてリフトで持ち上げて行います。
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その後、圧搾、樽詰めして8~10ヶ月ほど寝かしてから瓶詰めします。
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ちなみに樽は古樽。2,3年使ったものを譲り受けるそうですが中にはこんな樽も。
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酸化防止剤は瓶詰め前に約20㎎/L、一般的な添加量の5~6分の1です。
しかもジャンの場合、瓶詰め前と言っても瓶詰めする2ヶ月ほど前に添加するので、瓶詰めする頃にはほとんど消えるそうです。

 

また2007年はボージョレ地区のぶどうの出来が良かった年で、ジャンも、
「2007年はここ数年では久々に発酵がスムースに進み、納得のいくものができた。」
とのこと。

 

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さてさてこのモルゴン・コート・ド・ピイ。
他のボージョレワインにはない繊細さと上品さを兼ね備え、野暮ったさが全然ありません。
カーヴ・オジェでも「ボージョレでトップ」とスタッフ誰もが認めています。

あと、今飲んでももちろん美味しいですが、彼のワインは熟成させても美味しいんです。

ジャンの家にお世話になっている時に古いヴィンテージのものを何本か頂きましたが、黙って出されたら普通にええブルゴーニュと間違えるくらいすんばらしかったです。

財力と忍耐力のある方はぜひ5年ほど寝かしてください。
たまらんですよ。

 

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