ボンジュール、がんです。
ついこないだ、ワインを飲もうと思って買い置きしてた1本を開けるとブショネ...
それもちょっとどころではない、かなりのどブショネ(泣)
失意のどん底を彷徨ってた、そんな折、
「サランラップをしばらく浸けておくとましになるよ。」
という情報を頂いたので試してみることに。
まずはサランラップ。どこにでも売ってる普通のやつです。
これを30cmくらい出して棒状に丸めます。
え~、大体ラップの下10cmくらいが浸ってます。
そのまま置くこと2時間。
その後、試飲。
増やす、というかもう丸ごと浸けてます...
色んな状態のものを飲んでみようと、デキャンタージュも。
IKEAで買ったデキャンタも久々に活躍です。もう5ユーロの元は取れたかな(笑)
神の雫~、って言いながらボトルを上げていったら案の定こぼしました。アホです...
こうして色んな手を施して飲んでみたブーちゃんワイン。
結果はこんな風になりました。
ひとまずブショネ度合いをAからFの6段階で表します。
A・・・無理。香りだけで拒否反応を示して一口も口をつけられない。
B・・・勇気を出して口をつけるが一口、二口が限度。
C・・・ブショネと分かりつつ飲めるがグラス1杯が限度。
D・・・中程度。しらふなら気付くが、ベロベロに酔ってたら気付かないかも...
E・・・ブショネだと分かるが気にならない程度。
F・・・ブショネと言われないと気が付かない程度。
まあ、あくまで個人的な尺度ですが...
1、開けたてそのまま A
これ以上ひどいブショネは存在しないだろう、というレベル。ブショネ格付けのプルミエール・グランクリュ・クラッセ。
ワイン本来の姿が全く読み取れない、香りだけで飲み手を不快にさせる存在です。
2、ラップを浸して2時間後 B
おっ、ちょっとましに。といってもまだ重度のブショネ。
一口飲み込むのにもだいぶ時間がかかります。。
3、ラップ全部を浸して1時間後 B
ほとんど変化無し。全部浸けりゃあいいってもんじゃないですね。
4、3の更に1時間後 B
変化無し。
5、2をグラスに注いでそのまま放置1時間後 C
香りは弱くなりますが、思ったよりましに。ブショネがワインに馴染んだような感じ。
6、5の更に1時間後 D
主張の強かったブショネ臭が更に馴染んでまろやかに。端々に本来の味わいが垣間見れる。
7、4をデキャンタージュ。その後すぐ B
結構変化があるかなと思ったが全然効果なし。むしろ酸味も出てきて、より飲めない状態に...
8、7の更に1時間後 B
気持~ちましになったかな、という程度。ほとんど変化無し。
デキャンター、久々に頑張ってくれたのに、ゴメン...
軽~い興味本位で始めた実験でしたが、色んな変化を感じ取れてなかなかおもしろかったです。
結果的には、”ラップをしばらく浸けておいた後、グラスに注いで放置しておく” という方法が一番ましになるのではないか、ということですね。
(といっても何とか飲める程度でブショネであることには変わらないですが...)
もちろんワインのタイプやブショネ度合いなんかによっても変わってくると思うので、あくまで参考程度に留めていただけたらと思います。