ボンジュール、がんです。
さて、ドキドキと不安が入り混じる中、いよいよ仕込み開始です。
収穫されてきたシラーのぶどう達、痛みのない綺麗なブドウばかりです。
ブドウを見ているうちに、
スーリエさんが大事に育てたブドウを分けてもらうだけにヘタな物は造れない、
と更に緊張感が増したのを覚えています。
今回使わせてもらうタンクは500Lのステンレスタンク。
スーリエが主に使用しているタンク (大体5,000L~15,000L) からするとかなりの小ロットになりますが、
それでも400本ほどは出来るボリュームです。
500Lタンクをリフトで持ち上げて、ブドウをタンクに送るチューブを引っ張ってきてブドウ投入開始です。
タンク満タンまで入れたいところですが、皮や種などの固形物が醗酵によって上がってくるので、
タンク容量の7~8割あたりにとどめておきます。
その後、醗酵が本格的に始まるまでの間にブドウが酸化し過ぎないように二酸化炭素をタンクに注入、
簡易ですがラップで軽く封をします。
これであとは醗酵が始まるのを待つばかり。
酵母は添加せずにブドウについている自然の酵母で醗酵させるので、まずは醗酵が無事に始まるのか、
というところから心配ではありますが、
ともかく仕込みは始まりました。
ドキドキの日々はまだまだ続きますよ。