こんにちは! 日本にもどりました松井です。
先日、ローヌ北部のアペレシオン『コンドリュー』の勉強会に行ってきました。
ご存知の通りコンドリューはヴィオニエからできるワインです。
まずはこの「ヴィオニエ」の事から・・・・
ヴィオニエは世界での作付け面積が増えていってます。
有名生産地はローヌ、ラングドック、オーストラリア、ギリシャなど
(ラングドックではオーストラリアより栽培面積は多い)
香りはゲヴュルツほどは高く(強く)ないがフローラルで高い。
ルーサンヌに似ている。
栽培・・・ミストラル(風)によるストレスに強い。風が強くても光合成をすることができる。
倒れずらい(コンドリュー、シャトーグリエはスリー・ステイク・ヴィグワム仕立て)
うどんこ病に弱い。
醸造・・・シラーとのブレンドに使われる。
混醸(コー・ピグメンテーション)→しっかり色が出る(ブレンドより)
コンドリューは規定でヘクタールあたりの収量が低い。(最大37hl/ha)
ちなみに・・・
ボルドーAC→55hl/ha
ペサックレオニャン→48hl/ha
メドック→45hl/ha
ポイヤック→40hl/ha
ロマネコンティ→35hl/ha
ソーテルヌ→25hl/ha
斜度が高く、機械収穫がまったく出来ないことからも「コンドリュー」が高価なのはわかりますよね!
試飲ワイン
・コンドリュー 05 (ベネティエール)
・コンドリュー 06 (ギガル)
・コンドリュー レ・テロワール 06 (フランソワ・メルラン)
・コンドリュー 07 (シャプティエ)
・コンドリュー 07 (イブガングロフ)
ヴンテージがバラバラでタイプも色々ですが、
自分の勝手な好みは「フランソワ・メルラン」と「イブガングロフ」です。
それではまた・・・